地域の環境保全や地元の雇用創出にも貢献。
当社の社有林は、単なる営利目的のための資源ではありません。明治時代に植林を開始して以来、 山林の計画的な保護・育成を進め、地域の環境保全や地元の雇用創出にも貢献してきました。
その方針は、今後も変わることはありません。現在、社有林の年間生長量は、9,000立方メートル余り。皆伐施業も可能ですが、当社にしかできない市場競争力のある木材の産出や資源保護の観点から、間伐を繰り返しながらの超長伐期施業を行っていく予定です。
当社所有山林約1,902ヘクタールのうち、人工針葉樹林は62%、天然広葉樹林は32%。生物多様性の観点から、再造林樹種は広葉樹を主体としていく方針です。
タワーヤーダ、ハーベスタ等の高性能林業機械を利用した効率的な伐採作業により省力化・コスト削減を実施し、先進的な林業経営を推進しています。
原則として皆伐は行わず、間伐作業を繰り返し、最適な光環境を確保。健全な山林を育成しています。
作業道の開設にあたっては、現地の丸太を使うなど環境に配慮した作業道を目指しています。
生態的または社会的環境に配慮した持続可能な山林育成を目指し、樹齢300年で伐採する超長伐期施業を行っています。
所有山林の5%は保護区として商業的な伐採は原則行わないようにしています。
所在地 | 兵庫県朝来市佐嚢 |
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面積 | 1,846㏊ |
所在地 | 兵庫県豊岡市万劫 |
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面積 | 56㏊ |
※ 合計 1,902㏊ 保有
兵庫県の北部に位置し、但馬と呼ばれる日本海山陰型気候帯である。
※ 朝来(佐中・神子畑)山林位置図、万劫山林位置図は地理院地図をもとに日本土地山林株式会社が加工して作成。
所有山林内において生物多様性が特に優れていると見られる広葉樹林を保護区とし、商業的な伐採は原則行わないようにしています。(全山の5%程度)
渓流沿いにバッファゾーン(緩衝地帯)を設け、伐採作業を原則禁止にするなど環境負荷の軽減に努めています。