樹木を育てる気持ちで、文化を育む。
日林グループでは文化事業活動として、公益財団法人アルカンシエール美術財団が運営する美術館「原美術館ARC」(群馬県渋川市)をサポートしています。
同財団は、1979年に当時の日本では希少な現代美術専門館として東京都品川区に「原美術館」を、1988年には群馬県渋川市に世界的に活躍する建築家・磯崎新設計の別館「ハラ ミュージアム アーク」を開館しました。多くの方々から支持されてきた原美術館は東京での活動を終え、原美術館とハラ ミュージアム アーク両館を集約、ハラ ミュージアム アークを改称し、2021年春より同地にて「原美術館ARC」として活動を続けています。
同館は、現代美術の《原美術館コレクション》と東洋古美術の《原六郎コレクション》の展示に加え、伊香保グリーン牧場に隣接する緑豊かな環境を生かしたワークショップなどのラーニングプログラムにも力を入れ、伝統と現代の対話、自然とアートの融合をめざしています。
施設内には、株式会社アーテックが運営委託を受けた《カフェ ダール》と《ザ・ミュージアムショップ》が併設され、来館者の皆様に鑑賞後のひとときをお楽しみいただいております。
磯崎新が設計した原美術館ARCは周辺の自然環境と調和したシンプルな美しさが特徴的です。増築棟(2008年竣工)の背後に榛名山を眺められます。
原美術館ARCの広々とした敷地には屋外常設作品が点在しています。来館者を出迎える真赤なハート型の作品はジャン=ミシェル オトニエルの「Kokoro」(2009年)。